地域で育った木材を地域の技術を用いて環境に優しい住まいに…
私たち地域工務店が、近くの山の木を使用して家をつくることには意味があります。
家づくりをする際に、
「その土地に育った木材を用いることが家の寿命につながる」と、
私たちは、先人に教わってきました。
家は建てられたら動くことができないことを考えると、
どこか樹木に似ているかもしれません。
その土地の環境は、樹木が用材になってからでも影響し続ける…
何となく腑に落ちませんか?
家は、自然環境の中にあって、常に自然と応答しながら建ち続けます。
「永く住み続けることのできる家」を考える場合、
家が建っている自然環境に近い山の木を多用して建てられた家は、
家にもひとにも負担にならないと考えることは自然なことなのです。
そして、
地域にある技術を用いて建てられた家は、
地域の技術と材料で直しながら住み続けることが可能なのです。
「持続可能な家」とは、このようなことを指すのだと思います。