過去の「家づくり雑記帖」

 
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冬支度(煙突掃除)
2015-01-07
 みなさん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 
社長のひとりごと「家づくり雑記帖」、今年も変わらずおつきあい願えればと思います。
 

 さて、正月明けからあまり綺麗な画像をお届けできずに申し訳ないのですが、
 
話の都合で今回は、暖炉(薪ストーブ)の煙突掃除のお話です。
 

 「チム・チムニー、チム・チムニー、チムチム・チェリー♪、私は煙突掃除屋さん♪」(古くてすみません)、
 
 
毎年10月か11月になると我が家の冬支度が始まります。
 

前のシーズンで煙突の煙道に溜まった煤や暖炉の中の灰を掃除して、
 
煙突や暖炉のメンテナンスをしているところです。
 

 暖炉のシーズンは、だいたい12月から3月までぐらいですが、
 
煙突掃除をして次のシーズンの準備をしようと思うのは、どうしても少し寒くならないとその気がおきませんね(笑)。
 

ご覧の様な格好で作業するので、夏場は、あまり考えたくないとも言えますが…
 

 ご存知の方も多いと思いますが、暖炉や薪ストーブで燃やした薪は、
 
熱で分解され、酸素と結びついて、「火」や「炎」という現象を起こします。
 
  
 酸素と結びつくことができずに、不完全燃焼の結果が、「煤」や「灰」になります。
 

我が家では、天日乾燥と人工乾燥をした広葉樹の薪を使用している関係で、
 
 
薪が、「ゆっくり、良く燃えてくれる」ので、
 
 
不完全燃焼の象徴の「煙」もほとんど出ませんし、
 
炉内の灰や煙道の煤の量も、燃やしている薪の量に比べたら少ないと思うのですが、
 
 
一年に一度は、
 
安全の為と、(煙道にタールが付着すると、火災の原因になります)
 
 
「こころとからだ」を温めてくれた原初的な暖房装置への感謝を込めて、ご覧のようなメンテナンスをしています。
 
 
暖炉(火のある暮らし)
2015-01-21
 「火の気がない」、とか「あの人がいなくなると火が消えたようだ」とか、
暮らしにまつわる「火」は、「家の暖かさ」や「暮らしの活気」を表現する言葉でもありました。

 今の住宅は、オール電化で象徴されるように、
家の中に「火(ガス)」がないことが、省エネ住宅の基本となってしまい、
 
太古の昔から人の暮らしとともにあった「火」も、ずいぶんと肩身の狭い思いをしていることでしょう。
 
 
 
 我が家で暖炉(薪ストーブ)を入れようと考えたのは、いくつか理由があるのですが、
 
一番の理由は、「家の中に、火のある暮らしは、どんなだろう」というものでした。
 
 

 私が、生まれて育った母屋の方では、つい20年ほど前まで、燃し木(建築用材の端材)でお風呂を沸かしていたので、小さいころから火には親しみがあったこともありますが、
 
 また、その一方で、火事を出したら、商売柄(材木屋ですから燃えるものはたくさんありますので)ご近所にとんでもない迷惑をかけることになるので、「火の始末」については、ずいぶんきつく躾けられた記憶もあります。
 

 母屋での「火」は、純粋にお風呂を沸かすだけのものでしたから、
 
暮らしの団らんの中にある「家の中の火」{原初的な意味合いの濃い、精神的な火とでもいいましょうか}には、ずいぶんとあこがれもあったのだと思います。
 

 ですから、当初の計画では、暖房装置としては、補助暖房程度にしか考えていなかったのですが、我が家の吹き抜けは思った以上に寒くて(笑)、暖炉は予想以上に大活躍しています。
 

 我が家の暖炉(薪ストーブ)は、
建築家の中村好文さんが設計して、家具職人の金澤知之さんが製作したものです。
 
 
 シェーカー教徒の薪ストーブを下敷きにしてデザインされていて、通常、薪ストーブは鋳物製が主流なのですが、「NAYAN(ナヤン)」は、9mmの鉄板を溶接して造られています。

 
 薪ストーブの場合、燃焼の効率を考えて扉を閉めて、耐熱ガラス越しに炎を見るように設計されているものがほとんどですが、
 
「NAYAN」は、オープンファイヤープレイス(暖炉)としても使用できるように設計されていて、
 
画像をご覧のように、「裸火」の素晴らしさを堪能できます。
 
 
 直に見て、体感する「火」は、本当に良いものです。
 
 
 人間本来の原初的な感覚を呼び起こすのか、火に見入ってしまうことも多いですし、裸火の暖かさは、焚き火のそれに近いこともあって、本当に寛ぐことができます。
 
 
 ただ、計画するとなると、薪の調達やメンテナンス、近隣との距離や家族構成など、解決できない課題もあるものなので、すべてのお客様にお勧めできないのも事実ですが、「こんな暮らしかたもある」と思っていただければ幸いです。
 
 
 
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