過去の「家づくり雑記帖」

 
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木の良さ
2014-11-12
 いまさらですが、今回は、「木の良さ」についてのお話です。

 みなさん、家の中を見回していただくと、以外と木でつくられたものが多いのではないでしょうか?
 
 
 木造の家に住んでいればもちろんのこと、
 テーブルや椅子、本棚やくず入れ、額縁やペンたて、箸やお椀など、
 最近では、木の弁当箱も人気があるみたいですね。

 こんな風にながめてみると、木の良さとして一番にあげられるのは、
 「親しみやすさ」ではないかと思います。

 日本は、森林国家ですから、樹木を身近に感じることも多いかと思いますが、
 一般の方が感じる「木の親しみやすさ」は、
 木材が人間の生活と共にあると感じられるからではないかと思います。

 私は、材木屋に生まれてこの年まで育ったので、
 木については、あまりにも「あたりまえ」すぎて、
 かえって感覚が麻痺していたり、木材に対する見方がプロの目に偏りがちですが、

 実際に木造の家に暮らしてみますと、
 家全体から感じられる「柔らかさ」と実際に木材に触れたときに「温かみ」を感じることが多いです。
 
 そして、我が家に訪れた方からは、
 「木の香りの良さ」に喜んでいただいています。
 (実は、住んでいる者は、慣れてしまっていて判らなくなってしまっています(涙))

 木の床板などは、寝転がると、夏は、ひんやり冷たく、冬は、暖かいですね。
 
 また、天井に木の板を張りますと、とても柔らかく光を反射してくれることにも気づかされますし、
 
 木の家具は使い込むほどに生活に馴染んでいくように感じられます。
 
 木の良さについては、
 他にも「靭性(ねばり強さ)」や「耐久性」は、歴史的建造物が証明してくれますし、
 四季をとおして調湿効果があることもわかっています。

 そして、木材には、「経年変化」という時間を蓄積できる素晴らしい機能が備わっています。
 経年した木の味わいは、目に優しく、住む人の心に落ち着きをもたらすことと思います。
 
 こうしてあげると、本当に木材は優れた材料であることがよく解ります。
 (材木屋が言うのだから、間違いありません(笑))
 
 みなさん、是非、当社の家づくりをとおして「木の良さ」を堪能して下さい!
 
 
手仕事の道具 その1
2014-11-26
 今回から数回は、大工さんの使う「手仕事の道具」について紹介させていただければと思います。

 ここ10年くらいのことになりますが、建築現場の音が変わってきたことにお気づきでしょうか?
昔は、どこでも家が建ち始めたな思うと、「トン、トン」「カン、カン」といった小気味の良い音が聞こえてきたものですが、

 今では、機械工具の音が主流で、特に振動ドライバーと釘うち機の「ビューッ」や「バスッ」の音が聞こえてくることが多いのではと思います。

考えてみれば、機械工具の音は、騒音に近いのかもしれませんね。

 当社でも当然のごとく、機械工具を使用して家をつくっていますが、それでも、「鉋(かんな)」や「鑿(のみ)」や「玄翁(かなづち)」や「手のこ」といった、手仕事の道具を使用する機会の多い仕事をしています。

扱っている材料が、無垢の材料を使用しているので、どうしても手仕事の道具は、欠かせなくなってくるわけです。

 最初の画像は、阿部棟梁が鉋の手入れをしているところです。
 
砥石を使って鉋の刃を研いでいますが、後ろから眺めていると、一心不乱という言葉がぴったりするほど集中しています。

 棟梁に、「息を止めて研いでるの?」と尋ねたら、「そんなはずないよ」と笑っていました。
 
でも、そのくらいの集中力を感じるわけです。

 次の画像は、鉋の刃の裏側です。鉋の刃は、研いでいくと短くなっていくのですが、40年前に購入したときは、刃の長さが3センチ以上長かったそうです。
 
刃物には、あたりはずれがあって、この鉋の刃は、鋼(刃物は、鋼と地金でできています、鋼は、切れる部分)が良いので長年使うことができたみたいです。
 
 道具にも出会いがあるのですね。

 ご存知の方も多いと思いますが、鉋は木材の表面を薄く削る道具です。
鉋の台を上からつかんで引いて使いますが、
 
手仕事の道具は、だんだん使う人の手に馴染んできて、手の延長のようになります。
 
 最後の画像のように、長年使い込まれた手仕事の道具は、とても美しい表情をみせてくれます。

どうでしょう、木や鉄の何ともいえない味わいを感じていただけますか?

 良い仕事には、良い道具を使う良い職人が必要なのです。
 
 そして、良い材料も…
 
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