過去の「家づくり雑記帖」

 
フォーム
 
無垢
2014-10-15
 前回のブログの続きになりますが、
 
「長い時間や使用に耐えられる家」に必要な素材は何でしょうか?
 
それは、取りも直さず「無垢」の材料、「本物の材料」ということになります。

当社の建てる家は、木造軸組在来工法ですから、
 
「無垢」といえば「無垢の木材」いわゆる「真物の木」という事でしょうか。
 
 当社では、構造材(骨組みの材料)には、集成材(小さい木材を貼り合わせた材料)は使用しません。
 
土台や柱や梁や小屋組(屋根の骨組み)など、すべて「無垢の木材」を使用しています。
 
 また、サッシ枠や鴨居、敷居などの造作材(内装の材料)も「無垢の木材」を使用しています。
 
 構造材に無垢材を使用する理由は、経年に対する信頼性です。
 
強度の面でいえば、集成材は数値化されていますが、時間を含んだ評価ではありません。
 
 個人の資産として家を考える場合は、厳選された無垢の構造材を使用すべきだと思います。
 
 また、造作材に無垢材を使用する理由としては、いくつかありますが、
やはり一番の理由は、経年に対する信頼性だと思います。
 
 直接、手や足に触れる造作材は、日々の生活の中では、過酷な扱いを受けます。
 
そんな環境にへこたれない素材で、なおかつ、住むほどに良くなっていく素材としては、厳選された無垢の造作材以外に考えられないのです。
 
 ご覧の画像は、築8年の我が家の床ですが、
 
 「床」に「無垢の木」(国産の栗材)を使用して8年ほど経過すると画像のような感じになります。
 
 家族が過ごした時間の蓄積をその傷や汚れや木の艶から感じていただくことができますでしょうか?
 
 「木の味わい」は、家の空気を濃密にしてくれます。
 
 そこで過ごした家族の時間を記憶しているかのようです。
 

 
 
家を育てるには
2014-10-29
 「 家育て」は、私の造語ですが、いかがでしょう?
 
 定着しそうでしょうか(笑)
 

 家は、お引渡しが完了すると、
 ものである「家」を離れて、人が住む「住まい」になりますが、
 
 「家」を「住まい」に育てていただくのは、
 住まい手に委ねることになるかと思います。
 

 我々は、あくまでも「つくり手」ですから、
 引渡しのその後には関われないのも現実ですが…
 (メンテナンスで伺うのは、別の話なので)

 
 私自身が自宅を新築して8年が経ちますが、
 
 設計者が自身の家に住むということは、
 「住まい」を考えるうえで、とても良い経験をしています。
 
 家族のことがわかっていたようでも
 意外とわかっていなかったことに思い知らされることが多かったり…
 
 
 設計者が考えるようには、ひとは住まないなと感じることがとても多いです。
 (こんなことは、あまり言わない方が良いのでしょうが、事実なので(涙))
 
 
 また、「住む」ということは、エネルギーが必要だと感じることも多く、
 あまり余計なおせっかいは、かえって住み手の邪魔になることもあるものかと
 考えさせられもします。
 
 
 まさしく、住まい手が家を育てるのだと思います。
 
 
 
 我々、「つくり手」は、家を慈しんでいただいて、
 家のことを自分自身のことのように思って住んでいただいている
 幸せな住まいをいつも想像しています。
 
 そうあってくれていれば良いなと思っています。
 
 
 ですから、「家」が「住まい」になるために、我々ができることは、
 とおせっかいをやきたくなるのだと思います。
 
 
 
 私は、そこに住まわれるひとが、此処は「私の私たちの家」と
 
 強い確信にいたる為の
 
 住み手にとっての「こころの住みか」とも言える場所が、
 
 家のどこかに必要なのではないかと思うのです。
 (やはりおせっかいでしょうか(笑))
 
 
 生活の「行為」だけでは語れない、ひとの気持ちに寄り添う部分とでもいいましょうか、
 
 精神的な側面に響く「居場所のある家」です。
 
 
 
 「家育て」は、打合せから始まります。
 
 みなさん、いかがでしょうか? 
 
  一緒に考えてみませんか?
<<株式会社内田材木店>> 〒252-0335 神奈川県相模原市南区下溝1361 TEL:042-778-1024 FAX:042-778-3054