”家づくりの常識を疑おう”
これからの家づくりの合言葉です
お部屋が何部屋いりますか?
リビングの広さは?
皆さんが良く聞かれる 何LDKの考え方は、
戦後、欧米の生活スタイルが一般に導入されて、
「文化生活」の言葉とともに公団住宅設計の中から発展してきた考え方です。
ですから、家族の単位が「核家族」になってからの歴史しかありません。
家電製品が増えて、設備が良くなり、
椅子式の生活をするようになってからのことですから、
せいぜい50年程度のものです。
翻って、日本人がこの国に暮らしてきた歴史を振り返れば、
縄文時代に遡り、約一万年前から“地球に棲む”工夫がされてきたのです。
先人に学んで、今、当たり前とされている常識をもう一度見直してみることは、新たな発見があるのではないかと思っています。
“たった50年の常識にとらわれたら大事なものを見失いかねない”と、
縄文時代の遺跡に寝転びながら、そんなことを感じました。