”世界の中心で愛を叫ぶ”という映画がありましたが ^^
今回のテーマは、「暮らしを家の中心におく」
家は、何のためにあるかというと…
私の持論では、
家族の命と財産を守り、快適に健康で幸せに住み続けることができるために、
必要な機能を備えたおおらかな器であるべきだと思っています。
家は、住む人の為にあります。
ですから、
住む人の暮らし(ささやかな幸せを願った人間らしい)を家を考える上での中心におくべきだと思います。
そして、来訪する人やその家に関わる人(前を通ったりする人も含めて)にも寛容であるべきだと思っています。
決して、威張らず、いつでも静かに佇んでいる様子を想い浮かべたくなります。
「暮らし」って何かと問われたら、
私は、「日常」と答えます。
特別でない日々の積み重ねです。
良く眠れた朝の幸せ、
おいしい珈琲をいれる匂いに誘われる食卓、
床を雑巾で拭くとさっぱりしたときの感覚、
窓から差し込む光の角度でわかる季節の移り変わり 、
階段を上り下りするたびに感じる足や手に伝わる触感、
窓辺は良いと感じられる窓の切り取り方、
火のある暮らしは良いと感じる場所、etc…
日常の音や匂いや触感もすべて生活のごちそうです。
それらは、記憶の中に深く刻まれていきます。
“暮らしを家の中心におく“、家づくりに大切なことばです。